結婚式の写真の打ち合せは・・。

結婚式の写真の打ち合せ

もう5年も前の写真です。
鎌倉の裏の山を歩きました。変な打ち合せですね。(苦笑
結婚を機に、鎌倉に家を借りたという事で、ご新居にお誘いを受けて伺いました。
少しの時間、ご新居でお話をした後に「散歩に行きませんか?」というご提案で、外をしばらく歩きました。
さすが鎌倉は頼朝の時代から作られた街だけに色々な見所のある場所です。
なんと言っても幕府があった場所ですしね。
ただ、この時に行った散歩道は、よく知っている観光地をほぼ通らない裏道が多かったように思います。(正直そこまで鎌倉を歩いた事が無いので、どこを歩いたのかあやふやなのですが、初めて通ったところばかりでした。)

tanakasan01

ふたりは登山が好きだという事もあるのでしょうね。登ったり降りたりが多く、周辺の景色は山の景色でした。
歩いている二人の姿は、自然の中を楽しんでいるようで心地良さそうで、「あ〜こうして二人で登山をしているのかな?」などと想像をしながら僕は歩いていました。

もう1時間以上も歩いたでしょうか?
ふと見ると小さな看板があって、その向こうに何かがあるように書いてあります。
行ってみますか?という事になって入っていったのがこの写真です。

tanakasan02

ふたりは同じような体の揺れ方をしながら、ゆらりゆらりと進んでいきました。
面白いなと感じます。
それにその景色は僕が好きな写真家ユージン・スミスの「楽園への歩み」によく似ていて僕は後ろから前を歩く二人に気が付かれないようにシャッターを切りました。
この緑のトンネルを抜けると小さな家が建っていて、お店をやっていました。
周りを森に囲まれた素敵な空間でした。
おもわず、ここで結婚式をしたら?なんて卓袱台返しを妄想してしまいます。

そこから、また少し歩いていくと東慶寺に到着しました。
東慶寺は縁切寺としても有名なお寺です。
そして、結婚式の打ち合せで縁切寺にも行きました。(笑
東慶寺は県道沿いにあり、外から見ると、現在の風情はそれほどでも無いのですが、門を潜り中に入ると、木々の深さや草花達、建物の優しさ、山の岩肌の苔むした感じが、それまでの疲れを一気に癒してくれるようで、緑の素晴らしさを感じさせてくれました。

tanakasan03

そう、そう言えば、この時にご新居に伺った目的は結婚式の写真の打ち合せ。
でも、鎌倉の山を歩きながら、そんな事はほとんど話をしなかった?もしく話したとしてもほとんど憶えていません。だって2時間以上は歩いたのですから・・もしかしたら3時間以上だったかな。。
でも、僕の中では、良い「打ち合せ」だった、と感じていました。

Pocket

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です