十五夜 キャンドルナイト
今年も千葉県東金市にある八鶴湖畔で十五夜キャンドルナイトが催されました。
僕も今回はこのイベントの主催側として初めて参加しました。
準備の段階では、様々なワークショップを催し、多くの方々に参加していだき、また協賛金という事で、ご近所の商店街の方々にご協力をいただきました。また普段より八鶴湖の弁天様を守っていらっしゃる地元の方々の中には進んで草刈りをしていただいた方もいらっしゃり、本当に感謝です。
このようなイベントはいつも鑑賞する側として居たのですが、主催参加する側に立つとそこには多くの方々との出会いがあり、難しい問題や、思いがけない収穫があって、あっという間の数ヶ月ではあったのですが、思い出深い数ヶ月ともなりました。
当日は運良く天候にも恵まれ中秋の名月がご褒美のようにお祝いをしてくれました。
ご覧のように全ての欄干の上と下にキャンドルを置き、弁天さまの参道にもキャンドルを起きました。
それらは全て手作業となり、多くのボランティアの方々の努力のお陰です。
八鶴湖は徳川家康が鷹狩りに来るという事で作られた人工の湖です。
でも人工と言っても、そこは江戸初期の事。今のようにな工事とは違うわけで、八鶴亭の三階に登って、辺りを見渡し、少し想像力を膨らませれば、そこには風流な景色が見えて来て、家康の為にと作ったその庭?は自然を感じさせるものだったのでは無いか?と思わせます。
でも、家康だってまさか四百年後に八鶴湖の十五夜がこのように飾られるなんて夢にも思わなかったでしょうね。
(上の写真は八鶴亭三階より撮影した写真です)
十五夜なのですが、その由来については、はっきりとした事は解らないようです。
唐代の中国からはじまり、平安時代の日本に伝わったとされるのが、古い書から伺われるそうです。一般庶民に広くひろまったのは江戸時代という事のようです。
ただ、それも始まりの起源とは違うので・・・、こんな話もあります。
縄文時代にも月を愛でる風習はあったという事です。
縄文の文化を少し知ると、アミニズムという言葉が見えてきます。木々や山や川や岩達に神様を見るというものですね。
そんなご先祖さま達ならば月を愛でるのも普通かな?と思ったりします。
縄文というと、ずいぶんと古い話ではあるのですが、江戸時代に一般大衆に広まった「お月見」の風習は、実はそんなDNAもあったりして。。と思ったりします。たかが月とはしない、自分達の頭上に現れる大きな星として身近に親しみを感じ、暦では月齢を読み生活に活かし、たぶん満月の月明かりは今より遥かに有り難かったでしょうし、風流で詩も読み、そしてお祈りもしちゃう。それは、その土地の神様を愛でるのと同じかな?と。
それは儀式やら何やらと違う、もっと根源的な繋がりと思いのような。。
きっと、それぞれに「お月見」の過ごし方や思いは違うのでしょうね。
この「八鶴湖 十五夜 キャンドルナイト」はこれからも続けていく予定です。
今回、見逃してしまった方はぜひ来年は一緒に八鶴湖の十五夜にお出で下さい。
また、ご自分のキャンドルや灯籠も飾りたいとか、提灯を持って(自作でもOKです)歩きたいとか、十五夜を飾る何かを作りたいなどありましたら、是非ご連絡ください。
NPO法人 東金ゼーション キャンドルナイト実行委員会です。
が、、、、まだNPOが出来たばかりなので、僕にメール等でご連絡をいただいてOKです。
近いうちに、ご連絡先を告知できる予定です。