八鶴亭の紅葉

こちらは最近とてもお世話になっている八鶴亭さんです。
今回は八鶴亭さんで紅葉の写真を撮影しました。
房総半島は暖かいためか寒暖の差が大きく無く山間部で見られるような見事な紅葉というのはあまり見かけません。
特に僕が住んでいる房総半島の九十九里平野付近では真っ赤なモミジに出会うような事はあまり無いように感じます。
それだけ過ごしやすいという事なのかも知れませんが、寒い所で過ごす事が多かった僕は少し寂しくもある秋の景色です。

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そんな中で八鶴亭さんの中庭には奇麗に彩るモミジの木があります。
お部屋から見るならば現存の建物の中では最も古い銀杏館という建物から見る紅葉が見事です。
大正時代に建てられた銀杏館は木造の建物で東金の中心街である街道筋よりも少しだけ高い場所に建っています。
建てられた頃の銀杏館からは東金の街がきっと見渡せて、目の前にはもしかするとまだ若いモミジの木があったのでは無いかと思います。

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少し寒くなった12月の初旬に、窓を開けられるだけ開けて、紅葉を通してくる太陽の光を浴びながら、部屋の中で座っていると、静かで少し冷たい空気の中を鳥達がやってきて枝につかまりながらさえずりを聞かせてくれます。
そんな時間を贅沢にも一人で過ごしていると、これまで見て来た窓からの景色と、違う景色が見えて来るようです。もちろん紅葉の彩りが違うのですが、それとは別に、渡り廊下からビリヤード棟に向かう建物に囲まれたこの木々達が、贅沢な遊び心のある庭のよう見えてくるのです。きっと100年前に建てた人達の思いとは違うのだと思うのです。建て増しによってできた渡り廊下やビリヤード棟なのですから。
ただ、建て増しによって出来たこの風景は、現在では八鶴亭の間近まで迫っている住宅たちから少し隔絶をしているようで、違う時間の流れを感じさせてくれるように思います。

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※こちらのページに八鶴亭の紅葉をアップしました。写真点数25枚のギャラリーです。

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