こんなアルバムを作っていました。
白地の台紙に直接写真を貼って手書きで文字を入れる。
写真は手焼き写真です。
暗室に篭りハロゲンライトを印画紙に当てて現像液に通して画像を出します。
カラー写真は1カット毎に色の調整が必要です。
濃度を変えたり覆い焼きをしたり
長い時間暗室によく篭っていました。
出来上がった写真はとても良い風合いでした。
写真は最後はプリントして残すもの。
そう思うようになったのは、暗室作業をしていたからと言うのもあるかも知れません。
文字は手書きで入れました。
小ロットの生産とレイアウトの自由度から言って選択肢はこれしか無かったのですが
結果的には印刷と違う手書きの風合いが手焼き写真の風合いとよく合っていたと思います。
アルバムの大きさは、手で持った時の感触、アルバムを見るときの様子、中に入れる写真の大きさ、文字を書く為の紙質、歳月を経た時の台紙の風合いなどを拘り出したら
結局市販品では難しく、製本屋さんに特注で作ってもらう事になりました。
製本屋さんでも小ロットである為に機械では作れないところが出てきて手作業となったようです。
結果的にハンドメイドのアルバムとなりました。
シンプルで飽きの来ないものと言うのもコンセプトでした。
それはきっと上手くいっていたと思います。
この形のアルバムはフリーで結婚式写真を始めてから1度もモデルチェンジをしませんでした。
アルバムに関しては下記のブログでも書いています。良かったら見てください。
PHOTOISDISCOVERYBLOG 「アルバムを作る」